TDS REVIEW および TDS 無心快語(Careless Whisper)は、すべて TDS Studio の評価基準および内容説明 V202502 に基づいて行われており、主要な検索エンジンで直接検索することが可能です。
本文で取り上げているモデルの当時の市場背景を踏まえた KT MARK
Softears Edge: V (Excellent)
Package & Accessories

Edge は非常にクールなライトグレーの色調でパッケージをデザインしており RSV MKII と同じく角型の紙箱を使用し 内部空間はゾーン分けされている 付属品は収納ケース クリーニングクロス イヤーピース仕分け袋 クリーニングブラシおよび6ペアのイヤーピースを含む
円形収納ケースはサイズが小さくなく レザーのジッパーポーチで 一定の耐圧性があり 内部には起毛レイヤーがある 内部空間には Edge 本体と中くらいのサイズのドングルDACを収納できる イヤーピース仕分け袋と併用することで 筐体同士の摩擦を効果的に減らせる
イヤーピースの構成は2種類で計6ペア 具体的な構成は以下の通り
3ペアのグレーバレット型イヤーピース 開口は適度
3ペアの UC Tips 液状シリコンイヤーピース 開口はやや大きめ 比較的高い耳道密着度を持ち 摩擦を増やせる

Design, Fit & Acoustic Structure

Edge は全体がチタン合金素材 CNC精彫りで チタングレーのみのカラーバリエーションである その形状は Softears がこれまでで最もラディカルに作ったものだろう デザイナーの白河氏は昨年の SIAS 発表会で Edge のインスピレーションは SIGMA BF カメラの角張った見た目から来ていると述べていた SIGMA BF は近年のカメラデザインにおける異端であり 金属の素の表面質感を採用したライカ T よりもさらに幾何学的である ボディ全体はほぼレンズを付けた一枚の陽極酸化アルミニウムの煉瓦であり Edge はこの造形をイヤホンに落とし込んでいる
Edge のバックキャビティも一枚の整った角型であり ドライバーを収める部分と互いに嵌合している ドライバー部分の造形はカメラレンズのようで 側面から見ると非常に精緻な滑り止め模様が一周施されており レンズのフォーカスリングや絞りリングのようである 方圆結合のデザインは過去に Softears の Turii / Twilight シリーズでも見られたが Edge のように整っていて極限までシンプルなものはなかった 注意しておきたいのは このチタン素材は表面硬度が非常に高いことを意味するわけではない 付属のイヤーピース仕分け袋と併用することを強く推奨する 最近の展示会後の持ち運びで Edge の角張った筐体エッジが混載時に私の Edge 筐体表面にわずかな傷を付けてしまった

このデザインは一見すると装着感にあまり優しくなさそうに見えるが 実際はそうではなく Turii シリーズより明らかに一回り小さく 実際に耳介構造に接触するのはフロントキャビティの表面だけで 耳甲介艇はほとんどの人が通常装着時に接触することはなく 角張ったバックキャビティは耳介平面に浮いた状態で 当たって痛くなるようなことはない フロントキャビティのフィット感は悪くなく ほぼ耳甲腔にのみ接触する ほとんどの人の装着は浮いた状態になるため 唯一気にするべき点は 一部の人の耳介形状によってはコネクタ付近に特殊な角度で接触する可能性があることである それ以外は耳介の大小に関わらず その装着感はかなり快適である この筐体形状と厚みを考慮すると 横向きでの装着はもちろん推奨しない
導管は太めだが 付属のイヤーピースは比較的装着しやすい トップに3連のベントがあり キャビティ内側にも1つある 標準的なダイナミックドライバーイヤホンの気圧調整手法である パッシブノイズアイソレーションは可もなく不可もなく 気圧調整の問題は当然ない 補足すると Edge は角型のバックキャビティが円筒形のフロントキャビティに被さっているような印象を与えるが 実際にはバックキャビティは完全な方+円の構造であり 内側には比較的複雑な音響迷路が設計されている(下図参照)
Cable, Driver & Power Demand

Softears は Edge に 7N 単結晶銅をインナーコアとし 銀メッキ銅をアウターコアとした二層構造のケーブルを標準搭載している 見た目では分岐器より下は2芯が同軸で撚られているように見えるが 実際にはこの設計により内外層の抵抗差を低減できる 編み目の密度は適度で ケーブル全体は比較的柔らかく わずかな自己巻きつきがあるのみである
リケーブルシステムは 0.78mm 2PIN 凹型ソケット構造を採用しており 母口は約2mm沈んでいて 防呆スロットはなく 通常の角型ピンケーブルに対応できる ピン側は防呆スロット付きの凸ピンで ピンの嵌合は非常に強固である デフォルトは 4.4mm バランスプラグで 交換は不可
ドライバーに関しては Edge は直径11mmのダイナミックドライバーを搭載しているが それ以上の詳細な情報は提供されていない
インピーダンスは16Ω 感度は128dB/Vrms Edge は実際には比較的駆動しやすいイヤホンであり 中級ドングルDAC 例えば Octave 破晓2 さらにもう少し上位の Space Pro LINK10 などからの組み合わせを推奨する なるべくバランス出力を使用してほしい 音質の組み合わせに関して Edge は性格が過激すぎるフロントエンドにはあまり適しておらず 過度に暖かすぎたり寒すぎたりするのも適していない これは大抵のドングルDACでは問題にならない
Sound Description

純正ケーブルでのバランス駆動 付属の UC Tips 液状シリコンイヤーピースを使用 駆動に必要なパワー条件を満たしている状態での印象
低域の量感はやや多め 厚みとふくらみはともにかなり十分で 弾力性に優れ 低音の沈み込みも良好 立ち上がりと減衰の速さはそれほど速くないが 残響は過多ではない(特に成都展示会時と比較して) 雰囲気の醸成におけるにじみ感は軽めで かなり濃厚さがある Edge の低域は ふっくらとして 凝縮されており 量が多く 重厚で 非常に存在感が際立っている しかし製品版では確かに中高域の表現に影響を及ぼすことはなく 量は多いが合理的であり 現代的な低域寄りチューニングの好例である 中低域に基音を持つ楽器はわずかに前に傾く
中域 ボーカルの距離は近め 口元の大きさは比較的標準的で 程よい精致さがある ボーカルの質感とラインはおおむね両立しており 厚みはそれほど高くなく ラインは比較的しっかりしているが 過度に強調されることはない 男女声のいずれかに寄る傾向は明確ではなく ある程度のエネルギー感のある声質に向いている 粒立ちは比較的繊細で 全体的な滑らかさは悪くない 音色は全体的にはっきりとした偏りはなく 特に RSV MKII と比較すると Edge のボーカル音色はよりニュートラルに感じられる 喉音の位置は標準状態よりわずかに高めで 息漏れ音の比率は適度 口の湿り気音などのディテールの前に出る程度は多くなく 歯擦音は一部の極端なアニソンでは知覚できるが 通常のポップス制作のリスニングでは聴感上の明らかな邪魔にならない ボーカル帯域の全体的な抜けの良さは悪くなく 過度な明るさの付加もない
楽器について ほとんどの楽器でも質感とラインはおおむね両立した状態にある 弦楽器では ヴァイオリン ギター ヴィオラの厚みはそれほど高くなく 弦を弾いたり擦ったりするディテールは比較的豊かで わずかな出っ張り感があり 低域に埋もれることはない チェロの立体感は非常にふっくらとしっかりしており 空間内での比率は大きめ 金管楽器は気勢感が良好で トランペットなど輝きが必要な楽器には適度な明るさがある 木管楽器の空気感は良好で ナチュラルさでは Turii などよりわずかに劣るが それでもほとんどのハイブリッド型イヤホンよりは優れている 楽器の倍音は全体的に比較的引き締まっているが それでも比較的自然 打楽器では キックドラムの存在感が高く スネアドラムの減衰は速すぎず遅すぎず シンバル類は明るさが十分で誇張されておらず 刺さる感じや金属的な感じは少ない
高域の全体的な明るさは適度で 高くないピークが2ヶ所あるが 全体の滑らかさは良い 超高域の延びは悪くなく ロールオフはやや早いが 早すぎることはない
サウンドステージは 縦横にある程度の広がりを見せるが 境界感は比較的明確で 特に強い拡散感はない これは開放度が Turii シリーズより低いことにも関係している 適度な高さ感と組み合わさり Edge はやや扁平な球状の空間を表現する ボーカルと楽器の分離感は良好で 全体的なまとまりに問題はない 解析力は 3K 価格帯のダイナミックドライバーイヤホンとしては良好で 総合的な技術レベルは Brilliance TZ700 Turii よりはわずかに劣るが モンスタールーム Plus レベルにあり 軽度な解析感がある ダイナミクスは優れており トランジェント応答性も悪くない
Overall Impression

Edge は外観にかなりの新しさがあり 従来のカスタムライクなユニバーサルデザインを打ち破りつつ それでいて装着適合性にも配慮したイヤホンである ドライバーとしての性能は モンスタールーム勢よりも明らかに優れており 特に低域の質感が優れている 極めてモダニズム的で むしろインターナショナルスタイル的な過度な簡潔さに傾いた外観とは異なり 音のチューニングは比較的スタイリッシュで 厚みがあり量の多い低域と 比較的クリアで 広がりに埋もれない中高域が 共同でそのサウンドの特性を構成している 私たちは 低域の存在が特に嫌いでない限り Edge はこの価格帯のダイナミックドライバーイヤホンとして優先的に試聴を検討すべき選択肢の一つであると考える
KingTsui, TDS Studio.
May 2026
It’s a TDS production.
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出典:TDSオーディオ体験






